第28回ドキュメンタリー大賞 福井テレビ開局50周年記念番組「聖職のゆくえ~働き方改革元年

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2021-01-18 17:24 UTC
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第28回ドキュメンタリー大賞 福井テレビ開局50周年記念番組「聖職のゆくえ~働き方改革元年 BSフジ 1月18日(月) 03:00〜03:55 働き方改革が叫ばれる中、旧態依然と指摘されているのが教員の世界。歴史を辿って要因を探るとともに、志望者数が減少している現状に警鐘を鳴らす。 ある男性教師は多忙な日々の中、修学旅行の付き添いから帰宅した直後、くも膜下出血で死を迎えた。またある教師は4年前、念願の教師になった直後に「疲れました」と日記を残し自殺した。2つのケースでは、学校が教師の勤務時間を管理する習慣がなかったことが、過労死認定の「壁」となった。なぜ労働時間を管理する習慣がなかったのか。取材を進めていくと、ある法律に行き当たった。 1971年制定の公立教員にだけ適用されている「給特法」。教員の特殊性から、月額給与の4%分を教職調整額として支給する代わりに、残業手当はないというもの。この法律により、教員の現場では半世紀たった今、も労働時間の管理がされていない。かねてから教師間のツイッターで給特法の改正を求める声が上がっていた。働き方改革関連法が可決する中で、1人の現職教員が過労死認定を申請する遺族たちと、文部科学省に給特法の改正を求めた。初めてSNSの世界から飛び出し、顔をさらけだす捨て身での申し入れでだった。教育現場の実態を把握しようと、学校現場にカメラ取材を行うと、教員は休憩も取らず、残業という感覚もなく早朝から夜遅くまで働いていた。働き方改革関連法は施行されたが、給特法の改正はされず、国は学校ごとに取捨選択して時間外労働を減らすよう指示するだけ。時代が令和に移った5月に入っても、教員たちは昔のまま夜遅くまで職員室に残っていた。 <制作>福井テレビ

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