Japan Railway Journal　伝統産業が彩る鉄道車両 [BS] 2024年09月18日 午前4:00 〜 午前4:29 (29分) 近年、伝統産業の技法や素材をデザインに活用した鉄道車両が、観光列車から通勤列車まで広がっている。公共交通機関のイメージを一新させた鉄道車両のデザインを特集する。 鉄道車両への伝統産業の活用は２００４年にデビューした九州新幹線の車両がブームの先駆けとなった。内装は西陣織やすだれなどの導入により、日本らしさを演出している。その後、京都でも伝統工芸の京扇子などを展示した地下鉄が誕生。観光列車では石川県を走る「花嫁のれん」が伝統工芸をふんだんに使ったデザインで人気を博し、観光バスへと派生している。伝統産業の新たな拡大にもつながる車両のデザイン戦略を紹介する。